読書

最近研究室では院試の小論文対策と称して、黙々と読書をしています。普通の本なら一時間で120ページほど読めます。Good.とりあえず、さっき読んで、印象深かったものだけ紹介します。

中国シフト

中国シフト

内容は、中国を中心としたビジネスモデルの変化や予測です。また、私がユニクロの社長だったら何をするかという章はケンイチさんの創造力に圧倒されます。さて、ケンイチさんは本の中でいくつか予測をしています。ダイエーがつぶれること、ウォルマートが日本で苦戦すること、ほか色々。疑いなく彼は、慧眼の持ち主です。そんな彼が、ある予測をしています。

日本が規制緩和を行い、自由競争をし、政府が変わらなければ日本は中国の10%国家となる。というものです。(10%国家、アメリカに対するカナダ、ドイツに対するデンマークといった関係)

そう、、、。今回の解散総選挙は、まさにこの点を問う選挙なのです。


iモード事件 (角川文庫)

iモード事件 (角川文庫)

この本は、ちょーうけます。 o(*・ω・)○"笑える
本の内容はiモードの開発の様子です。しかし、、、題名をマッキンゼーと愉快な仲間たちにした方が内容に合うのではないでしょうか。

とにかく、マッキンゼーiモード開発側のやり取りが笑えます。なんか、もう、凄いです。変を通り越して凄いんです。普通の感覚とは違ってて凄いんです。ちょっとだけ引用

話題はともすれば本題を外れる。
氏「ともさかりえってさぁ」
マッキンゼーともさかりえ?だれのことだろう」
マッキンゼーは怪訝な表情でメモを取るペンをとめる
氏「彼女って、ゲック(月曜9時)のドラマには出てたんだっけ」
マッキンゼー「ゲック!!!?!!?」
ペンを止めたまま、マッキンゼーの顔は引きつっている。


少々真面目なことを書くと、マッキンゼーの珍しい失敗例が載っています。彼らは新事業を新しい収益にすべきだと提案はできても、新事業を創出することはできませんでした。なぜできなかったのか。本の内容からはマッキンゼーは解決策を既存の延長線上で考えていたことがあげられます。