評価軸を持つ

矯正歯科に行ってきました。治療の途中にクシャミをしたくなると、しんどいです。しかし、3時間ほど好きなことを考えられるのでよい感じです。今日も教授と話していたことを検討してみました。


今日した質問は「自分は本をよく読むのですが、どの部分が重要なのか分かりません。先生は何らかの評価軸をお持ちですか?」「例えば、目的があれば目的への影響度を考えて評価することができます、しかし集団をまとめたことが無い人が組織論や人事論を読んでもどれか重要なのかわからないのと同様に、私が本を読んでも吸収する効率が悪いような気がします。」


結論は出ませんでした。ただ、話の方向は色々経験してみるべきというものでした。しかし、この論理だと、人の一生とか半生とかの伝記を読んでどこが重要なのかを分かるようになるには実際に、だいぶ生きる必要があります。。。


このことを考えていたら、1つの回答が浮かびました。それは、常に自分の、弱点、改善点、問題点、集中すべき点を意識するということです。それを押さえておけば、それらに関する文章に注目することができるからです。また、上記を押さえておけば、分業する際にも役に立ちます。非常に重要な視点ですね。


ただし、上記の考えだと人を評価する際に弊害が起きると考えます。例えば、リーダーシップに優れ、英語力は一般人以下だった評価者がいるとします。その人が一般人よりリーダーシップがある部下を見ても評価は低く、一般人より少し英語ができる人をみたら評価が高くなる可能性があります。こうならないように常に意識する必要があると考えます。

人を評価するのは非常に難しいと思います。そこで、教授は会社で評価者の立場だったので「人を評価する際に気をつけていたことは何か?」と質問してみました。教授はフィードバックを行うことを強調していました。私もそれは重要だと思います。富士通成果主義が崩壊したのは管理者(評価者)の意識が変わらなかったことと、適切なフィードバックが行われなかったためと考えます。