意見の対立

昼休みは、研究室員に教授、助教授を加えて食事をすることが多いです。教授は今年からうちの大学に来た人です。そして、うちの大学について雑談し始めたら、教授が話の主旨をを理解していない様子でした。すると助教授が、話の補足をしました。実はこのことは非常に重要な意味があると思います。


論文が難しいのは、多くの知識を前提として書かれているということもあると思います。また、「朝まで生テレビ」のように多くの分野の知識人を集めて討論をしても話がかみ合わないことがあります。それは、知識分野が異なっているにもかかわらず、共通の前提を持っているという感覚で話をするからだと思います。主張するときは前提を考え、なおかつ省略してかまわないかを考えるべきですね。


そういえば、今日の雑談では助教授と意見が一致していました。いつもは対立していることが多いです。また、助教授の主張には論拠が常にあります。私もあります。この場合の意見の対立は非常に建設的なものだと考えます。もし、同じ考えしかしない人なら、存在意義は低いです。