どっちかっていうと

矯正歯科に行きました。二時間思考時間があるので、今日は「選択をするときの基準は何か」を自問自答していました。


自説の前に、知り合いの話をします。その人は接頭語としてかなりの確率で「どっちかって言うと」とつけます。彼の場合は常に比較した上えで判断していると思います。一見すると無難な選択をしているようにみえます。しかし、この考えには二つの疑問を投げかけなければいけません。1つは、比較対象が無い時はどうするのか。2つに、定量化して比較できない場合はどうするのか。
そして、最も致命的なことは、比較されるもの、比較するものが共に意味の低い可能性があるということです。つまり、目的達成までに効果20%のA案と効果30%のB案があった場合、目的達成まで80%、90%の案を検討することなく、20%との案と30%の案を比較して30%で満足する可能性があります。(これらの疑問は、本人に投げかけてあります。)


さて、人が選択をするときは、生理的な反応を除いて、動機があるはずです。そのことは目的があることを意味します。それらを踏まえて、私が選択するときの基準をまとめると、以下のようになります。
・目的達成度
・実現可能性(=現実的でないものは除外)
・副産物
・資産対効果(時間対効果、費用対効果など)
選択に困ったら、上記を比較してみてはどうでしょうか。また、致命的に抜けている基準があったら指摘をお願いします。