市場の力

健全な市場は、平和を作ることができると考えています。アフリカの内戦の原因のほぼ全てが、資源にかかわるものです。つまり、資源輸出に頼らざる得ない、いびつな市場形態なので資源確保に最も力を注ぎ、その結果戦争になります。


もし、資源産業以外に、生活の基盤になるような産業ができたらどうなるでしょうか。新たな産業を発展させる方向に、ベクトルが進むのではないでしょうか。
その、良い例がセネガルです。セネガルでは公共事業から始まり、教育業、水産業などで成果をあげています。


セネガルへの先進国の援助は適切だったといえます。そして、それを主導的立場で引っ張ったのが日本です。残念なことに、国連や欧米のが主導となった投資で成功した例は少ないです。それは、国連の場合、需要が無いのに大規模鉄鋼精製所を作ったりと的外れなことを行ったからです。また、欧米の資金的援助は武器に変わり、内戦を助長する結果になりました。先進国で、武器輸出をしていないのは日本だけですよね。
(実は、武器産業は非常に儲かります、それで最近産業界から政界への圧力で、日本からの武器輸出が解禁される方向です。)


少し、日本礼賛てきな内容になりました。しかし、日本が主導的立場をとった発展途上国援助は成功しているのは事実です。これは、貧困の改善率などを比較すれば一目瞭然です。