人民元

人民元の動向について、専門家がばらばらな主張をしています。これは、認識の差というより、判断基準の差が原因ではないでしょうか。例えば、ミスター円、榊原氏のように中国の農業政策に重点を置けば、切り上げは無いということになります。単純に購買力平価に重点を置けば、人民元の30%以上の切り上げとなります。
また、貿易赤字を改善するために切り上げを行うことは、間違いです。詳しくは大前研一氏のボーダーレスワールドに書いてあります。要は、貿易統計の考え方に問題があります。

重要なことは、いくつかの評価軸から最適な解を探すことです。私はいくつか持っている評価基準の中で、中華思想であることが最も基本的な基準だと考えています。つまり、中国の利益になるように人民元を調整するという考えになります。


てか、さっきから数時間考えているのですけれど、考えがまとまりません。
考えた仮説は「1-2ヶ月以内に人民元の再度の切り上げがある。切り上げ後、欧米のセーフガードは解除される」と「上海万博後、数年で中国は崩壊する」ということです。理由をまとめることができなかったので根拠は次回の機会にします。