ジレンマ

問題は「企業と大学が共同研究する際に、最も注意すべき課題は何か」(800字、一時間)でした。
ほぼ知識がない分野だったので、思いっきり持論を書いてきました。どうやって採点したのでしょうか('▽') アハハ


(質問が抽象的だ、限定解釈せねば。ついでに、自分の得意な分野に持って行っちゃえ、と考えつつ、下のように書きました)

企業が大学と共同研究する際には、学術的な発見を目的とするより、応用先や代替技術になることを考え、最終的に産業化することを目的とすると考えます。この基準で考えると、企業は共同研究前にその技術の応用先や市場規模を予測していると考えます。しかしながら、共同研究する際に応用先を限定すべきではないと考えます。


企業は、応用先を予測でき市場規模や収益性を予測できれば、資源や資金を共同研究に投入しやすくなります。しかし、新しい発見に基づいた研究は、応用先を限定すべきではありません。なぜなら、既存の性能を高める改良的な研究ではなく、新しい発見に基づく研究では市場を正確に予測することはできない、或いは市場そのものに気がついていないと考えるからです。例えば、蒸気機関を発明したワットの当初の目的は、水を蒸気化することで、炭鉱の排水を行うためであり、蒸気エンジンの可能性には気がついていませんでした。また、最近の例では、炭素繊維ロールスロイス社がジェットエンジンに組みこくことを目的として開発しました。しかし、要求水準を満たせず、炭素繊維技術は生かされませんでした。しかし、しばらくすると、東レ炭素繊維をゴルフのシャフト部分に使い始め、品質を改善して多くの分野に進出し産業化しました。このように、新たな発見に基づく研究では、応用先を限定することで、市場の存在に気がつかなくなると考えます。


市場に気がつくためにはどうすればよいのか。1つの有効な解決策としては、小さな規模で柔軟性のある組織をつくり、発見的思考に基づいて、試験的活動をしていくことが挙げられます。つまり、未発達な市場でも、収益を上げることができ、成長できる組織をつくることです。


という感じに書きました。時間がなかったので抽象的です。しかし、「成長できる組織」ってなにとかミ(_._.)y-~どこ突っ込まれても答えられそうです。


P.S. このような考えから、助教授がT芝としている産業化は失敗するとかなり強く考えてます。もう少し考えをまとめて、再度、助教授に伝えなくては。