チキンレース

音楽を聴いていたら、感情的刺激がなくなってきます。これは繰り返し聞くことで新規性がなくなるからでしょうか。しかし、島谷ひとみの曲はなぜか刺激がなくならないので、最近の趣味は、島谷ひとみの曲を聞きながらピーター・ドラッカーを読むことです。幸せ('▽')


ところで、チキンレースというものを知っているだろうか。直線で、向かい合って走り合い、先にコースを外れたほうが臆病者というものである。もちろん実際に見たことはないし、体験談を聞いたことも無い。そして、チキレースには必ず勝てる裏技がある。少し、考えてみてください。実は、歴史上繰り返されていることです。


チキンレースで必ず勝てる方法は、実に簡単です。レースが始まったら、ハンドルを引き抜いて捨てればいいのです。(車体がまっすぐに進むという前提で)コースを外れなくなるので、絶対にチキンレースに負けません。そして、相手がビビッてコースを外れることで勝利を得られるかも知れません。


屁理屈とか言わないように。歴史上でも良く見られる作戦です。例えば、大航海時代のスペインやポルトガルが原住民を武力で支配するとき、彼らは自らの船を壊します。これによって退路を断ちます、また相手にも覚悟を示します。要するに武力で支配しないかぎり死ぬという状況に自らをおきます。これは史実です。


また、項羽と劉邦の時代も、本国に退却するのに必要な食料をもってこないで、敵から奪わなければ死ぬという状況を作ってきました。歴史から学ぶことは多い。そして、私がピーター・ドラッカーを好きな理由のひとつに、彼は歴史の流れで物事を考えるところがある。