教授とかズレータとか

 私は野球は全く見ないのですが、ホークスのズレータという選手に興味があります。なんていうか響きがいいですよね。日本人には無いネーミングセンスだと思います。これは凄い。


 ところで、私がいる総合研究棟は最近出来た建造物なのですが、この建物の最も優れた点は地震対策にあります。というのは研究室からの眺望は120度ぐらい海が広がっていて、視界をさえぎるものは何も無く、船まで見えます。それで、海のほうを眺めながら思考をめぐらせているので雲が観測できます。で、ここからが重要で、地震の前には、独特の形をした地震雲が発生するという主張があります。この主張が正しいとして、方角的にこの研究室から宮城県沖地震に伴う地震雲の発生が確認できるじゃないですか!これは凄い。

(地震雲に関しては、地球物理専攻の友達が否定的な見解をとっていたような気がします、そもそも、地震の正確な予知はできないと。しかし、材料系の知識で推論していくと地震雲が発生すると言う仮説は間違いとは言えないと思います。というわけで、地震雲が観測できたらここに書きます地震雲例↓
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kinbara/jisin.htm


 

 私の右隣に座っている人は、研究室に来ると腕時計を天日干し、し始めます。天日干しのメリットがどれぐらいあるのかは謎ですが、彼以上に研究室で異彩を放っているのは教授ですネ。観察の結果を書くと

  ・通路で見かけたときは80%の以上の確率で走っている。
  ・ゼミでの発言時は語尾80%以上が「だぞ」か「だぞっと」である。

さて、異彩を放っているのは、こういった表面的なことではなくて、思考プロセスなのです。教授は構造を押さえて話すことができるのです。これは凄い。

構造を押さえるとは、相手が暗黙のうちに持っている前提を理解し、こういう論理構造で、こんなことを考えているな、ということがわかるということです。それによって、重要な前提を明示的に示し、疑念を抱かせない説得力のある話し方が出来ます。具体例はいずれ書きます。