アメリカッてオソロシイ

 始めの、半導体の話に戻ります。話を短くまとめるのが難しいですが、下のようになります。あと、話し手は非常に怒ってました。。。

 当時の日米貿易で、各種の分野で摩擦がありました。アメリカとしては、半導体は軍事分野に直結するので、強固な姿勢を取りました。当時の通産省も粘り強く交渉しました。折り合いがつかないとき、アメリカが罠をしかけました。アメリカ商社が、この値段なら購入しますと売り手が赤字になる値段を提示しました。日本の企業は、シェア獲得、或いは新規顧客獲得を重視するので、赤字でも同意しました。その契約内容が交渉現場にだされ、これはダンピングなので報復しますとなりました。この時点で抜き差しならない状況にきました。中略。

 さて、アメリカの恐ろしいところは罠にかけることではなくて、別のことです。恐ろしいことは、軍事技術の二重構造です。


 彼の言葉を大雑把に書くと以下のようになります。
アメリカは恐ろしい国です」アメリカ側は私たちに半導体技術レベルを見せるために、モトローラ、テキサツインスツルメンツ、ルーセントテクノロジ等の企業を視察させました。その際には、親戚中の人がアメリカに敵意を持っていないか調べられ、何を見たのか具体的に言及することは禁止されました。そこで、国家機密の軍事技術を見ました。近年、日本で出てきている技術を、当時既に開発していました。要は、軍事技術に関わる技術では、市場に出てくる技術は二軍なんです、一軍は国家機密で出てこない。これを見て、アメリカは恐ろしいと思った。

 んーむ、ちょっと、映画のような話で信憑性に疑いをもつわけですが、んー。この話をした人は、産業技術総合研究所の理事もやっていた方なので、技術レベルは判断できそうな気がします。また、当時の時代背景を考えると、真実っぽいですね。実は、冷戦中はソ連圏は技術を公表していなかったので、ソ連圏のほうが進んでいた科学技術もありました。アメリカの西側は科学技術を論文発表していたはずなんですが、アメリカは大事なところは黙っていたという落ちです。ほうほう。何だ、普通ですね。ミ(/._.)/