神経工学とサイボーグ

!!注意ちょっと、気持ち悪い話かも!!

 人工関節を作る場合、必要な学問分野は機械、材料、生命、医学などです。それで、最近の先端融合分野には医学の人が絡んでいることが多いです。医学か絡む分野の研究が進んでいるのは、潜在的な市場が存在し莫大な需要が見込めると考えるからです。例えば、難病が治るのであれば、値段が高くても治療しますよね。

 近年注目を集めている医学系工学分野に神経工学があります。これは、脳が出す電気信号を読み取る、あるいは入力しようという学問です。神経工学はやはりアメリカが先端で、日本では東京大学などががんばってます。さて、神経工学の研究はどれぐらい進んでいるかと申しますと、ヤバイ状況です。ちょーやばいo(・ω・)〇” 再生医療を、吹っ飛ばして次の世代に到達している感じです。具体的には、例えば、失明した人にロボットのカメラを付けて、視力をある程度取り戻すことが出来ています。また、脳の命令で動く義手、義足の開発も開発され使用されています。詳しくは↓とか
http://www.jscf.org/jscf/kaihou/k28/k28-03.pdf

 上記の技術の問題点は身体に電極を埋め込まなくてはならない点なんですが、この問題も徐々に解決されてきているようです。具体的には帽子程度の厚さ、大きさの機械をかぶれば神経パルスを読み取れるぐらいまで来ているようです。例えば、その帽子をかぶって言語野を解析すれば、その人が言葉を発しなくても、考えていることがわかるんですが、、。今は試作品が大きく精度も悪いのですが、5年後ぐらいには実用化できると脳神経学の権威、川人光男さんがいっていました。川人光男さん↓http://www.jst.go.jp/pr/info/info23/jryakureki.html 

 神経工学分野は、かなりの勢いで技術革新しています。例えば、記憶力をつかさどる海馬を人口海馬に置き換える研究や、脳に刺激を与え感情をコントロールする実験(サルでは成功済み)などです。こういった方向に技術が進むのは、米軍関連で2兆円とか予算が付いているからと、思います。またIBM基礎研談話によると量子コンピュータの初期型も2015年ぐらいに出来るらしいですし、未来は凄そうです。